ABOUT
シャンパーニュ・コレについて
BRAND STORY
Champagne Collet ブランドストーリー
協同組合から生まれた
誇り高きヴィニュロン(ブドウ栽培農家)の物語
01
ORIGIN
Champagne Colletの原点
時は1921年。フランス・シャンパーニュ地方に激震が走った「シャンパーニュ暴動(Révolte des Vignerons)」 から10年。ヴィニュロン(ブドウ栽培農家)達は、自らの手で未来を切り拓くべく立ち上がり、世界で初めてのシャンパーニュ生産者協同組合
—— COGEVI(コジェヴィ)を設立します。この協同組合こそが、Champagne Collet(シャンパーニュ・コレ)の原点です。
02
HIGHEST QUALITY
ヴィニュロンたちの想いが
生む泡
アイ村の丘陵地で生まれたChampagne Colletは、単なるブランドではなく、ヴィニュロン(ブドウ栽培農家)達の誇りと情熱と共に築かれた「想いの集積」。プルミエ・クリュやグラン・クリュにまたがる厳選した150ヘクタールの畑から、最高品質のブドウを育てています。そのすべては、メゾン・コレの地下に広がる4層構造のセラーで、時をかけて静かに泡へと昇華されていきます。最低でも3年、長いものでは7年以上の熟成を経て、エレガントな香りと奥行きのある味わいが完成します。
03
TRUE VALUE
アール・デコが息づく
泡の芸術
ブランドのインスピレーションは、創設当時の華やかなアール・デコ時代にあります。その優美さと幾何学的な洗練は、ラベルやボトルデザイン、そしてブランド全体の世界観に息づいています。
アートと自然、伝統と革新。その調和は、Champagne Colletのすべてのキュヴェに宿っています。私たちのシャンパーニュは単なるラグジュアリーではなく、ヴィニュロン一人ひとりの努力が集まり、メゾン全体の価値を生み出す精神と、シャンパーニュの伝統に根ざした職人技が泡に溶け込んだ、芸術です。
1921年の創設以来、Colletはヴィニュロン主体の協同精神を守り続け、伝統と革新、アートと自然の調和を通じて、本物のシャンパーニュの価値を世界に伝え続けています。
GASTRONOMY CHAMPAGNE
GASTRONOMY
CHAMPAGNE
ガストロノミー・シャンパーニュとしての
Champagne Collet
料理と響き合う、
真のシャンパーニュ
Champagne Collet は、1921年の創業以来、「ガストロノミーシャンパーニュ」をコンセプトに、ガストロノミーとの親和性を追求してきました。そのキュヴェは単なる乾杯の泡ではなく、前菜からメイン、デザートまで料理を引き立てる“味の構造”と“奥行き”を持ちます。
特徴的な要素長期熟成による
複雑味と旨み
最低でも36ヶ月、上級キュヴェでは最大84ヶ月以上の瓶内熟成。これにより、料理に寄り添う深みと滋味が生まれます。
グラン・クリュやプルミエ・クリュを中心とした厳選ブレンド
多様なテロワールを活かし、それぞれの料理に合う最適なバランスを実現。和食からフレンチ、アジアンフュージョンまで柔軟に寄り添います。
Champagne Collet —
グラスの中で、料理が語り出す。
「Colletと料理は、
五感を彩るアートの共演です」
『Champagne Collet Culinary Book Prize』
参加の
ミシュラン三ツ星Auberge du Vieux
Puitsシェフ ジル・グジョン氏より
シェフたちは、Collet のエレガンスと
奥行きを「料理と『語り合う』」存在と表現します。
Champagne Collet の魅力は、「どこまでも料理に寄り添う個性」にあります。
BRAND
ブランド説明
1921年、ヴィニュロン(ブドウ栽培農家)たちの情熱によって誕生したChampagne Collet。
シャンパーニュの故郷であり、グラン・クリュに格付けされたアイ村に本拠を構える独立系のメゾンです。
多様なテロワールと卓越した品質に恵まれ、
メゾン・コレのシャンパーニュはそのエレガンスと豊かさで広く知られています。
Champagne Colletは、150ヘクタールの自社畑のブドウのみでシャンパーニュ造りを行っています。ほとんどのキュヴェはアイ村から半径30キロ圏内の厳選したブドウ畑のブドウを使用しており、キュヴェの80%以上はグラン・クリュとプルミエ・クリュのみを贅沢に使用して作られます。ヴィニュロン(ブドウ栽培農家)達のブドウ造りにかける熱い情熱と、伝統と革新を織り交ぜた製法で、高い品質のシャンパーニュを造り続けています。
Champagne Collet の哲学
Art Déco(アール・デコ)様式の精神
ブランドは1920年代のアール・デコ文化に深くインスピレーションを得ており、優美で幾何学的なデザインやラベルにもその影響が表れています。
協同組合モデルによる安定供給数
多くの契約農家との強固なパートナーシップにより、安定した品質と多様なテロワールの融合を可能にしています。
熟成重視
すべてのキュヴェは最低3年以上(多くは4〜7年)熟成され、ドサージュのバランスや余韻の長さを高めています。
ブドウ栽培
当メゾンのブドウ栽培農家が
ブドウ作りをしている面積は150ヘクタール
150 HECTARES HARVESTED BY OUR WINE GROWERS
169のクリュ
17のグラン・クリュのうち17全てのクリュ
44のプルミエ・クリュのうち31のクリュのブドウを使用
169 CRUS :
17 GRANDS CRUS OUT OF 17
AND 31 PREMIERS CRUS OUT OF 44
キュヴェの80%がプルミエ・クリュと
グラン・クリュのテロワールからの収穫
80% OF OUR CHAMPAGNES COME FROM PREMIER AND GRAND CRUS VINEYARDS
一年を通じて
ブドウ栽培の仕事に熟達
CONTROL OF THE WORK CARRIED OUT IN THE VINEYARDS THROUGHOUT THE YEAR
テロワールのトレーサビリティ:
ブドウもヴァン・クレール(原酒)も購入していません
TRACEABILITY OF THE TERROIRS : NO PURCHASE OF GRAPES OR CLEAR WINES
醸造
クリュとテロワールごとの個別醸造
各テロワールのエッセンスを保つ
SEPARATED VINIFICATION OF THE TERROIRS :
PRESERVATION OF THE ESSENCE OF EACH TERROIR
100%一番搾り、5-20%第1回目ソフトプレス
(プルミエとグラン・クリュ)
100% FIRST PRESS, 5-20% FIRST PORTION PRESSED
(PREMIER AND GRAND CRUS)
温度調節されたステンレスタンクと
シャンパーニュオーク樽での醸造
VINIFICATION IN TEMPERATURE- CONTROLLED STAINLESS-STEEL VATS AND CHAMPAGNE OAK BARRELS
カーヴでの長期熟成:
3年、4年、7年
EXTENDED CELLAR AGEING : 3 – 4 – 7 YEARS
リザーヴ・ワインを10年分貯蔵
A 10 YEARS COLLECTION OF RESERVE WINES AVAILABLE
PRODUCER
生産者情報
COGEVI(コジェヴィ)とは
世界で最初に誕生した生産者組合による
シャンパーニュ・メゾン
創立年 |
1921年、COGEVI を設立。 今日の Champagne Collet へとつながる、協同組合発のシャンパーニュ造りの礎が築かれました。 |
|---|---|
正式名称 |
Coopérative Générale des Vignerons de la Champagne Délimitée (コペラティーヴ・ジェネラル・デ・ヴィニュロン・ド・ラ・シャンパーニュ・デリミテ) |
拠 点 |
フランス・マルヌ県アイ(Aÿ) |
シャンパーニュブランド |
Champagne Collet(シャンパーニュ・コレ)は、COGEVIの創業と同時に誕生した協同組合発のブランド |
当時、シャンパーニュ業界は大手ネゴシアン(商社)が力を持ち、生産者(ブドウ栽培者)は安く買いたたかれる立場にありました。
COGEVIの設立は、次の点で画期的でした。
自 立 |
農家自身がブドウの栽培〜シャンパーニュ製造〜販売まで手がけた |
|---|---|
品質重視 |
土地と品種に合ったワイン造りを追求 |
初のモデル |
他の地域や業界の協同組合設立にも大きな影響を与えた |
世界初の生産者協同組合メゾンとしての位置づけ
シャンパーニュ地方では19世紀後半からブドウ栽培家が団結し始め、1921年にCOGEVIが設立され、史上初の協同組合形態のシャンパーニュ生産者組合とされています。その後、第二次世界大戦後に他の協同組合も続々と設立され、現在では130以上の協同組合が存在し、地域全体の40%以上のブドウを担っているという規模に成長しています。
正式名称 |
Coopérative Générale des Vignerons(COGEVI) |
|---|---|
所在地 |
14 Boulevard Pierre Cheval, 51150 Aÿ-Champagne, |
フランス設立年 |
1921年 |
構成員 |
約870名のブドウ栽培農家 |
ブドウ畑の面積 |
約810ヘクタール |
代表ブランド |
Champagne Collet(シャンパーニュ・コレ) |
シャンパーニュ暴動
(Révolte des Vignerons)とは
「シャンパーニュ暴動(Révolte des Vignerons de Champagne)」は、フランスのシャンパーニュ地方で起きた歴史的な農民蜂起であり、1908年〜1911年にかけて深刻な社会・経済的混乱を招いた出来事です。
この暴動が、COGEVI(1921年設立)などの協同組合誕生の直接的なきっかけとなりました。
なぜ暴動が起きたのか?
当時のシャンパーニュ地方は以下のような危機に直面していました。
| 01 | 偽シャンパーニュの横行他地域(特にロワールやルワール渓谷)から仕入れた安価なブドウを使って、「シャンパーニュ」と偽って販売する業者(ネゴシアン)が増加。地元のブドウ農家(ヴィニュロン)は、市場競争に苦しみました。 |
|---|---|
| 02 | 買い叩きと収入の激減大手業者が原材料価格を抑えるため、地元の栽培農家からの買い叩きを加速。貧困と債務が農家に深刻な打撃を与えていました。 |
| 03 | 法律の不備シャンパーニュの定義が法的に不明確で、「AOC(原産地呼称統制)」制度がまだ整っていなかった。マルヌ県(Reims, Épernayなど)とオーブ県(Aube, 特にBar-sur-Aube)の間で「どこまでが“シャンパーニュ地方”なのか」を巡って激しい対立があった。 |
結果とその後の変化この一連の暴動を受けて、フランス政府は以下のような改革を行いました。
1911年 |
シャンパーニュ原産地統制法の導入(AOCの前身):シャンパーニュとして名乗れる地域を明確化。 |
|---|---|
1927年 |
ブドウ品種、栽培方法、区画がさらに厳格に規定される。 AOCの基盤確立。 |
1936年 |
Champagne AOCが正式に法律化(AOC制度の一部として)。 |
この流れにより、地元農家の連帯・自己防衛意識が高まり、
COGEVIのような協同組合の設立が続いたのです。